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PARTNER-JetのマルチコアCPU対応
PARTNER-Jetの超高速排他制御と仮想化技術で
あたかも複数のICE、JTAG接続があるかのようなデバッグ環境を実現します。
マルチコア接続パターン
スイッチ回路については弊社と協議が必要です。またPARTNER-Jetがこの専用スイッチ回路に対応する必要があります。
マルチコアCPUデバッグパターン
※1 SMPは、OS別に対応しています。2007年11月現在、LinuxのSMPに対応しています。
マルチコアのデバッグ機能
OS/コンパイラ対応
- 各コア毎のデバッガは独立しているので、異なるOS/コンパイラの場合でも問題なくデバッグ可能です。
- Linuxの場合は、PARTNER-JetのLinuxデバッグ機能を利用する事ができます。
- SMP対応OS上のアプリケーションデバッグには、そのSMPカーネルにPARTNER-Jetが対応する必要があります。※1
- SMP/AMPがマルチコア上に混在しても、一つのPARTNER-Jetでデバッグ可能です。※1
デバッグ機能
- 同期実行制御機能
任意のコアを組み合わせて、同期実行、同期ブレーク、同期ステップ実行などが可能です。同期タイミングは専用回路に対応したH/W方式と、専用回路が無い場合のS/W方式があります。
- ソフトウェアブレークポイント
全てのコアのデバッガで、合計64点までS/Wブレークポイントが設定できます。
複数のデバッガから、同じ物理アドレスにS/Wブレークポイントを設定した時、コア間でのブレークポイントの競合をPARTNER-Jetが自動的に解決します。
- ハードウェアブレークポイント
CPUのデバッグユニットを利用するので、各コア毎に設定する事が可能です。
- リアルタイムトレース機能
外部出力タイプのトレースでは、トレース採取したい任意のコアを1つ選択して、トレース表示が可能です。
ターゲットシステムのバッファに貯めるタイプのトレースでは、同時に複数のコアのトレースを採取して表示する事が可能です。
- デバッガ立ち上げ
全てのコアのデバッガを立ち上げておく必要はありません。デバッグしているコアのデバッガだけを起動しておき、他のコアは必要になったタイミングで デバッガを起動する事が可能です。
- 注意
- マルチコアCPUのデバッグを使うためには、PARTNER-Jet本体のほかに別売の専用オプションソフトウェアが必要です。価格や購入方法についてはお問い合わせください。