ニュースリリース:新しい高機能評価ボード KZM-ARM11-01を発表
ARM1136コア搭載、Linux2.6付属ですぐに作業可能
2006年6月21日
関係者各位
京都マイクロコンピュータ株式会社
京都マイクロコンピュータ株式会社(本社：京都府京都市、代表取締役社長：山本彰一)は、本日、ARM1136コア 532MHz(フリースケール・セミコンダクタ社製 i.MX31)搭載、Linux2.6付属の新しい評価ボード、KZM-ARM11-01を発表しました。当評価ボードには、Linux2.6のソースとバイナリ、そしてARM11のツールチェーンが付属しているので、ご購入後すぐにARM11のLinuxアプリケーションの開発からボードのデバッグまで広範囲にご利用いただけます。
また、ATA IDE、USB(2.0/OTG)、SD、LCDなど豊富なペリフェラルをサポートしており、当社製JTAG ICE、PARTNER-Jetに標準対応しています。価格(税抜き)は、基本セット(ボード本体、ACアダプタ、マニュアル/回路図、Linux2.6 )が198,000円、オプショナルパック(2.5”HDD、QVGA LCD、タッチパネル、26万画素CCDカメラ)が98,000円です。
KZM-ARM11-01は、ARM11またはLinuxを用いたシステムの試作・評価やLinux/ARM11で動作するミドルウェアの開発、各種OS(Linux、Windows CE、ITRON)の評価などにご利用いただけます。
また、オプションでデータ通信モジュールにも対応していますので、モバイル機器を意識したソフトウェアの開発プラットフォームとしてご利用いただくことも可能です。
さらに当社製PARTNER-JetのLinuxデバッグ機能と組み合わせて使用することにより、付属のLinuxをカーネルからプロセスまでを完全にデバックすることが可能になります。
KZM-ARM11-01の主な特長は以下の通りです。
-ARM1136J(F)-S 532MHz (Freescale社 i.MX31)CPU搭載
-ATA、USB(2.0/OTG)、 SD、 LCD、 CAMERA、IrDA、AUDIOなど豊富なペリフェラル
-当社製PARTNER-Jetに標準対応
-Linux2.6付属。その他各種OSへの対応も可能
-PARTNER-JetのLinuxデバッグ機能で、付属のLinuxをカーネルからプロセスまで完全にデバッグ
-オプションでCDMAデータ通信モジュール拡張コネクタに接続可能
-データ通信モジュールとLinuxのPPP、TCP/IPを組み合わせてシステム評価が可能
-WindowsCEなど、その他の多くのOSも移植することにより動作可能
なお、当社は、6月28日より東京ビックサイトで開催される組込みシステム開発技術展(ESEC)にて、KZM-ARM11-01とPARTNER-Jetを組み合わせたデモストレーションを行いますので、是非お立ち寄りください。(ブースNo.5-50)
京都マイクロコンピュータ株式会社について
京都マイクロコンピュータ株式会社(
http://www.kmckk.co.jp/)は、1985年の設立以来、組み込み開発環境の充実と効率化をテーマに製品の開発を行ってきました。超高速JTAG ICEとデバッガソフトを組み合わせたPARTNER-Jetシリーズをはじめ、コンパイラなどの開発環境と評価ボード類を軸に、常に組み込み開発を支援する先進的な製品を提供しています。
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